前々回は自分たち夫婦の親へ、前回は周囲の人へ、子どもの発達障害のカミングアウトについてお話ししました。
今日はその中で掛けられて嬉しかった言葉、微妙だった言葉をお話しします。
同じ境遇の人には共感していただけるかもしれないですし、近しい人から困難を打ち明けられた時に返答する言葉として参考になるかもしれません。
ベストワード
私の昔からの親友に打ち明けた時に掛けられた「頑張ってるね」という言葉。
これを掛けられた時、一番心が軽くなりました。
この言葉を一番言われたかったんだと。
診断され右も左もわからぬまま、手探りでどうにかして子供のためにできることはと試行錯誤している最中。
子のためを思って日々奔走している姿を無条件に応援してくれている。
変なアドバイスするより聞いてくれて励ましてくれる。
この言葉は間違いない。
もちろん親である私だけでなく、子どもにも例えば苦手なことがだんだんできるようになったりして頑張ってるねと声をかけてくれるのも嬉しいです。
あとはママ友に言われた「きっといいようになるよ」。
これは「大丈夫」と似て非なるものだなと思いました。
「思いつめずに気楽にね」と肩の力を抜いてくれる言葉だと思いました。
NGワード
モヤっとしたのは根拠のない「大丈夫」
「男の子はやんちゃだから」で一括りにされる。
要するに他の子と変わらないよ、大丈夫と本人は励ましているつもりの言葉。
「昔からそんな子普通にたくさんいたよ」
「今は何でも病名つけすぎ」
時代にアップデートできていない考え方。思考を止めるような考え方。
これ診断後の親には正直全然励まされません。
善意だけは受け取ります。
目が悪い人に裸眼で大丈夫だよと言えますか?
目が悪いのは誤診だよねと言えますか?
その人は日常生活を改善するために眼鏡など使用したりするでしょう。
それと同じで置かれた環境で最善を尽くすしかない。
視力の悪い人は多数いるので眼鏡をかけることが普通とされるけど、少数であるしかも目に見えてわかりにくい障害は、なかなか想像できないからでしょうね。
いい言葉を貰ったら素直にありがとうと言い、微妙な言葉をもらったら打ち明けられて困ってしまったんだなと気にしないようにしたいですね。
あと、自分も他の人が困難な時、言葉を十分選びたいなと思います。
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